lunedì 3 giugno 2013

フェデリゴ・デッリ・アルベリギ - Federico degli Alberighi (1)

デカメロン(1349-1351)よりフェデリゴ・デッリ・アルベリギ

ジョバンニ ボッカッチョ (1313- 1375) 作

第一部

in italiano...
フェデリゴ・デッリ・アルベリギは貴族出身の裕福な若いフィオレンティーノ(フィレンツェ人)です。彼は、フィレンツェで五本の指に入るほど美しいと評判のモンナ・ジョバンナに恋しています。ですが、モンナは既に結婚をし、息子にも恵まれています。フェデリゴはモンナの気を引くために度々パーティーを開いたり、(中世騎士道の)馬上試合に出場したりしましたが、その甲斐なく彼女を振り向かせることができずにいました。モンナ・ジョバンナは美しいだけではなく、とても誠実で、常に夫に貞節を誓う女性なのでした。そうしてフェデリゴは全財産を使い果たしてしまいました。
デカメロン・フェデリゴ・デッリ・アルベリギ
フェデリゴ・デッリ・アルベリギ

全財産を失ったフェデリゴは、フィレンツェの街を去り、ほど近い田舎の小さな家に移り住み、独り貧しくとも気高く暮らしていました。田舎での生活には、彼が寵愛する美しい鷹だけを連れていきました。フェデリゴは剣の名手でしたが、大の鷹狩り好きでもありました。彼の鷹は、狩りの名人であり良きパートナーでした。

フェデリゴがフィレンツェの街を去ったその後、モンナ・ジョバンナは夫を亡くし未亡人となりました:彼女の夫は突然病に倒れ、死んでしまったのです。そして、彼女の夫の膨大な財産は一人息子に残されました。夏が訪れると、モンナは一人息子を連れて避暑地にある彼らの別荘で過ごすことにしました。その別荘はフェデリゴの住む家に近かい場所にありました。そこで、モンナの息子はフェデリゴに出会い、友人になったのです。彼らはよく一緒に鷹狩りに出かけました。in italiano...  

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日本語訳 福島かほる



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