venerdì 11 luglio 2014

Taranto, 二つの海の都市

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もしあなたが今年の夏は南イタリアに行こうと思っているならば、是非 ”二つの海の都市”の名で知られるターラントを訪れる機会を見逃さないで下さい。その名の通りこの街は、地理的に二つの海を持ちます。内海のMar Piccolo(小さな海の意)とイオニア海に面した外海のMar Grande(大きな海の意)が運河で繋がっているのです。その運河には、ジレーボレ橋が架かっています。この橋はイタリアで唯一の可動橋です。Mar Piccolo に出入港する船の通行のために橋が開きます。開橋の瞬間と船長の熟達した舵さばきを見学するのはとても捨てがたい体験です。でも、それだけがターラントの 観光ポイントではありませんよ。


Taranto, i due mari (foto da internet)
Il Museo Archeologico, foto J. Leccese
こ の街は紀元前706年に古代ギリシャ、スパルタからやって来た植民者によって作られ栄えました。それ故文化的にも、とても歴史のある魅力的な街です。アラ ゴネーゼ城、サンカタルド大聖堂、グレコ=ローマン古墳など、訪れるべき名所旧跡が沢山あります。それらの中で、特にお勧めしたいのが国立考古学美術館で す。                 
 この美術館は元フラティ アルカンティーニ修道院内部に1887年に作られました。グレコ=ローマン時代にさかのぼり発見された考古学的に重要な資料が展示されています。すばらし い彫刻、陶器、モザイクの数々、中でも特に有名な”ターラントのオーリ”は見逃せません。”ターラントのオーリ”とは、グレコ=ローマン時代特有の創作様 式で作られた貴重かつ稀有な宝石のコレクションです。まさに、本当の意味での財宝と言えます。

この街で古代ターラント文化を発見することは、必ずやこの旅をあなたにとって忘れ得ぬものにしてくれることでしょう。… それでは、ボン ビアッジョ!!

 訳 福島かほる 

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